Abremente| Homenaje A Luis Alberto Spinetta スピネッタ・トリビュート
2010.03.04 Thursday
ルイス・アルベルト・スピネッタ。近年ではAOR的なタッチで大人のロック・ファンをも虜にするアルゼンチンの(御歳60)大物ロック・ミュージシャンです。僕は2000年に入ってからのアルバム"Pan (2006)","Un Mañana (2008)"で聴きはじめたクチなので、過去の作品はあまりきたことがないのですが(数年前に過去の作品も何作品か再発されています)、アルゼンチン・ロックのなかでは唯一好きなミュージシャンかもしれません。そのスピネッタの曲をカヴァーしたアルバムがリリースされています!
Abremente| Homenaje A Luis Alberto Spinetta (MDR)
参加ミュージシャンはLilianaHerrero, Quique Sinesi, Carlos Aguirre Grupo, Alejandro Franovなどなど、ツボを押さえた人選と、未知のミュージシャンによるジャズ〜フォルクローレをベースにしたヴァラエティーに富んだ好企画盤です。
特に以下の曲にグッときました!
3. Cielo de ti - Cecilia Zabala y Quique Sinesi
キケ・シネシの7弦ギターがたまりません。
4. Los libros de la buena memoria - Franco Luciani Grupo
ハモニカ奏者で泣かせる哀愁のフォルクローレアレンジ。
7. Ludmila - Banda Hermética
名前はしっていたのですが(確かエルメート・パスコアルのトリビュート・バンドでは?)、スピネッタにはないような多彩なアレンジメントが面白い。
9. Quedándote o yéndote - Adrián Abonizio, S.Sainz y R.Aberastegui
まだまだいるのですねぇ。アコースティックで心地よいサウンド。注目です。
11. Muchacha - Alejandro Franov
フラノフ音響シタール!やってくれますねぇ。
そしてなんてったってジャケット左下に『YASS.』ってロゴがはいっているのですから!なんの意味なのかわかりませんが(笑:詳しい方から聞くところによると「JAZZ」をもじったものでは?とのこと)、ユパンキ・トリビュートの名作"RABIA AL SILENCIO"(写真左)でもみかけたこのロゴがはいっているので、間違いありません!
しかしスピネッタ・トリビュートのジャケの絵は如何なものか…