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Ulises Conti / Los Griegos creían que las estrellas eran pequeños agujeros por donde los dioses escuchaban a los hombres

スーツに身を包んだ足元から覗く赤い靴下にチャーミングさを覗かせてはいたけれど、眼鏡と長い髭でそのイケメン顔を隠した学者のような彼の風貌にはいささか驚かされた... それが昨年秋に開催した「くらしき南米音楽会」に出演したUlises Contiの来日の第一印象だった。満場のアイビー・スクエア、オルゴール・ミュゼ。演奏直前、星座のような巨大な円盤のついたミュージック・ボックス(オルゴール)"SYMPHONION"に彼がコインを入れた瞬間の、あの静寂はいまでも忘れられない。

Ulisesは所謂アルゼンチン音響派以降の世代の音楽家。2003年の「タコ・ジャケ」"Iluminacione" の静かなる衝撃以来、ソロ・ピアノからオーケストラまで様々な編成でアコースティックやエレクトロカをとりいれたサウンドを駆使し、舞台音楽から映像音楽〜ポップ・ロックまでを多彩な表現で手がけてきた。アルゼンチン的な色彩は薄いけれど、どこか一筋縄にはいかない才能を感じさせる音楽家だ。
 
「星々は神々が人々に耳を傾けたちいさな穴だとギリシャ人は信じていた」なんともロマンテイックな長いタイトルをもつ、
アルファベットが散りばめられた27のちいさな楽曲たちによるUlisesの新作は、ウリセスのピアノをメインに、電子音響やフィールド・レコーディングのレイヤーを加えたアストロ・アンビエント・ピアノの傑作となった。あの日の星座のような円盤がゆっくりと音をつまびいたように、この作品もゆっくりと、ゆっくりと音を刻む。いつか夜の静寂がつつみこむ星空のもと、再び彼の演奏に耳を傾けてみたい。

Release Date: Jun 22th, 2014
Flau Label site: http://www.flau.jp/releases/41.html



Concierto de la Música Sudamericana en Kurashiki / Nov 5th, 2014
 
blancocielo * 音楽:アルゼンチン * 09:20 * - * - * - -
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