NEBBIA・FRANOV・SINESI・INGARAMO / UN CAMINO DE SABIDURIA ★
2010.05.26 Wednesday
モノ・フォンタナ〜カルロス・アギーレとか好きな人には是非聴いてみてほしいアルバムです。
このアルバム、DISC TRANSの諸先輩スタッフが結構押していたアルバムで、僕は多分モノ・フォンタナやカルロス・アギーレを知ったあとに教えてもらったと記憶しています。
リリースは96年。収録ミュージシャンはリト・ネビア、セサール・フラノフ、キケ・シネシ、インガラモ兄弟。
ファン・カルロス・ラコーラによる同タイトルの著書からインスピレーションを受けてつくられたコンピレーションだそうです。レーベルは当時モノ・フォンタナの"Ciruelo"やキケ・シネシ"CIELO ABIERTO"のアルバムを発表していた、リト・ネビア主宰のMELOPEA DISCOS。
シンセ&ピアノ・メインの曲とキケのギター曲などを織り交ぜたフュージョン的?内容。
そのシンセ使いや、センチメンタルなメロディーが、どこかモノ・フォンタナやアギーレに通じるものがあります。
でもヘタをするとこのあたりのシンセの音色はニューエイジ〜ヒーリング的に聴こえてしまいますね(笑)。前にも書きましたが当時、アギーレなどの絶妙な「シンセ使い」が当時フォルクローレも知らない僕にとっては、その辺りのジャンルと同じように捉われてしまうのが嫌で苦労しました。でもなにか違うんですよね。アルゼンチン人のシンセ使い(笑)。壮大な音と空間を縫うような音...プログレ的というかなんというか、癖になります。