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Disc Trans Night (仮) アグスティン・ペレイラ・ルセーナ来日記念!

アグスティン・ペレイラ・ルセーナ来日記念! 
Disc Trans Night (仮) 

夜の大人の音楽の寄り合いです。 
Edition of Contemporary Musicな一枚をご持参のうえ、
お立ち寄りください。 

日時: 2010年 3月 1日(月) 20:00〜 
会場: 城下公会堂 
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2008年9月から城下公会堂 さんのご好意で『ECMエー・ツェー・エム・ナハト(仮)』として月曜の夜開催している音楽の寄り合いです。
最初のコンセプトはマンフレート・アイヒャー率いるドイツのレーベルECMの音源を大音量で聴いてやろうというものでしたが、その後Disc Transの閉店を境に、ジャズ、ワールド・ミュージック、クラシック等Disc Transのラインナップを中心に、参加していただいた方々が音源をもちより、語り合うといった感じになり、果てはロックまでかかる始末(笑)。
ジャンルは別になんでもいいんですが、ECM的な、またはDisc Transの客層にみあったものというのが暗黙の了解ということでしょうか...。参加数は多くて5、6人...男ばかり(笑)。レジデンド・メンバーはほんとにお世話になった方々ばかりということで、カルロス・アギーレをはじめとするアルゼンチン・コンテンポラリー・ミュージックがかかるのは必然で。お店がなくなってからはその辺りの音楽の情報交換の場となってます。

そして今回アグスティン・ペレイラ・ルセーナを岡山でやることになったのも、メンバーの方からの一本の相談の電話からでした。ということで今月はアグスティンの楽曲はもちろん誰かがかけてくれることでしょう。またスピネッタ・トリビュート、キケ・シネシの新作等もかかること必至!
blancocielo * 主催イベント * 05:24 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

QUIQUE SINESI キケ・シネシ

カルロス・アギーレ周辺のアルゼンチン・コンテンポラリー・ミュージックが東京経由で俄かに注目されるなか、それに乗じて是非々々オススメしたいアルゼンチンのギタリスト、QUIQUE SINESI キケ・シネシ

日本語による詳しいプロフィールは"musica argentina brasileira and all frontiers"さんのサイトに掲載されています。素晴らしい!

ジャズ・サックス奏者のチャーリー・マリアーノや、タンゴのパブロ・シーグレル等の共演アルバムが日本盤やヨーロッパ盤等で発売されていますが、やはりキケのリーダー作が個人的にはどれもオススメです!


最初の出会いはキケ・シネシの"CIELO ABIERTO(1989年)"というMelopeaより1996年CD化されたアルバム。まだその頃はアルゼンチンといえは”ピアソラ”〜音響系といった感じでした。もしかしたらモノ・フォンタナのアルバム"Ciruelo"がMelopeaからでていたので、そのレーベルものが気になったのかもしれません。「木漏れ日ジャケ」がとても印象的なのですが、そのサウンドはぼくにはとても新鮮なギター・サウンドでした。なによりも高度な演奏に裏打ちされたキケの楽曲が素晴らしい。フォルクローレからジャズ、フュージョンを通過したサウンドは、ジャケの印象に違わない内容です。

そしてぼくのなかでキケ・シネシを決定的なものとしたのがアルゼンチンのマルチ・リード奏者Marcelo Moguilevsky マルセロ・モギレフスキとの1998年のデュオ”SoltandoAmarras(epsa)”。
まるでクラシックのアルバムかと思わせるようなジャケット。
お互いの演奏の上手さはさることながら、とてもエモーショナルで、想像力をかきたてる素晴らしいデュオ・アルバム。


Marcelo Moguilevskyは是非注目してほしいマルチ・リード奏者です。
彼の素晴らしさはSerá Una Noche(MA)〜Puente Celeste(MAP)の参加で知られる存在。両グループともアルゼンチンの才人パーカッショニスト、サンチャゴ・ヴァスケスに注目がいくのは仕方ないですが、Marcelo Moguilevskyにもっと注目されてもよいのではと思うのは僕だけでしょうか!
またキケとマルセロの両者の出会いのきっかけにバンドネオンの巨匠ディノ・サルーシの存在があるのも見逃せません!

キケは同年、同じくepsaからソロ・アルバム"Danza sin fin"を発表しています。
残念ながらこのアルバムは僕の手元にありません...
当時キケのアルバムを探していたら、たまたま取引先に在庫があったので、在庫全部を取り寄せたのですが、すべてお客様の手に渡ったのでした。いつか手に入れたいアルバムです。



ここで注目なのは、このepsa盤2枚にはカルロス・アギーレがゲスト参加しているということです。それだけでも損はありませんが、現在なかなか入手が難しいようです。みつけた方は即ゲットですね!

現在、Marcelo Moguilevskyとのデュオ・アルバムとして入手し易いのはLOS AÑOS LUZから2007年に発表された"Solo el rio"。
ジャケットも素敵です。息のあったふたりの演奏が存分に楽しめます。




またソロ・アルバムとして入手し易いは2005年発表の"Cuentos De Un Pueblo Escondido(Acqua)"。

キケらしいメロディの短い楽曲が並び、かわいらしい素敵なイラストで、お店でもよく売れた1枚。オススメです。



そして先日、キケの新作が発売になりました!

QUIQUE SINESI-Cuchichiando (suramusic) ★

リリアーナ・エレーロとファン・ファルーによるアルバムで、
僕の記憶の片隅に残っていたフォルクローレの大作曲家クチ・レギザモンの楽曲集です。

最初ネットで試聴したとき、ちょっとフォルクローレの泥臭さが強いように思われましたが、それは杞憂に終わりました。車中でこのアルバムを聴きながら何度「素晴らしい!」と口にしたことか!

先述のマルセロにファン・ファルー、ノラ・サルモリア、サンチャゴ・ヴァスケス、フランコ・ルチアーノ等が楽曲ごとにゲスト参加し、ヴァラエティーに富んだ内容となっており、キケのアレンジメントがクチの楽曲に新たな光をあてたアルバム。

アギーレ周辺の盛り上がりに乗じて、是非キケ・シネシにも注目してほしい!個人的な来日希望はQuique Sinesi&Marcelo Moguilevskyデュオ!新作を車中で聴きながら日本公演の妄想にふけっていました(笑)。想像しただけでも...もうたまりません!

キケ・シネシのmyspace

キケ・シネシのHP
blancocielo * 音楽:アルゼンチン * 01:52 * comments(2) * trackbacks(0) * - -

アグスティン・ペレイラ・ルセーナ 岡山公演

「バーデン・パウエルとトッキーニョ以外で、アグスティン・ペレイラ・ルセーナほどギターと分かちがたく結びついたアーティストを他に知らない」__ヴィニシウス・ヂ・モラエス 

バーデン・パウエルと並び称されるボサノヴァ〜ブラジリアン・ギタリストであり、 昨年岡山にて素晴らしいライヴをみせてくれたベト・カレッティの師匠でもある アグスティン・ペレイラ・ルセーナのソロ・ライヴを岡山で開催いたします! 

これも何かの縁ですね! 

アグスティン・ペレイラ・ルセーナを知ったのは2000年に発売された「アクエルドス」というアルバムでした。とても軽快な耳馴染みの良いボサノヴァなのですが、どこかブラジルのそれて違った色合いに惹かれました。それは僕的にはアルゼンチンがもつ独特の色合いで、とても柔らかい陽の光のようでした。 



僕は知らなかったのですが、ジャズ系DJたちからも過去の作品が注目されていたようで、 
その後、昨年発売された新作を含め9タイトルが日本国内でCD&レコード発売されています。 

あの「柔らかい陽の光」のようなギターが、この春岡山できけるなんて!


そして岡山公演ではなんと、岡山のカフェの名前にもなってしまった 素敵なアルバム「エテパルマ」の中島ノブユキ氏がフロントアクトで参加!! 中島ノブユキ氏は現在公開間近の映画『人間失格』のサウンド・トラックを担当。 最近TVなどでも映画の宣伝で耳にする機会が多いです。 




アグスティン・ペレイラ・ルセーナと中島ノブユキ。
きっと初春にふさわしい、春風誘う心地よいサウンドを届けてくれることでしょう。 
もう待ち遠しくって仕方ありません! 

3月22日連休最終日の月曜は是非、城下公会堂へ! 
みなさまのご来場こころよりおまちしております!  
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Agustin Pereyra Lucena 
アグスティン・ペレイラ・ルセーナ 岡山公演 
フロント・アクト中島ノブユキ 


Agustin Pereyra Lucena アグスティン・ペレイラ・ルセーナ 
本名:アグスティン・マルコス・ペレイラ・ルセーナ 
 1948年、ブエノスアイレス生まれ。ギターをアレハンドロ・マサとルーチョ・ムニスに師事、ハーモニーをホルヘ・カランドレリとホルヘ・ツィルカスに師事した。1970年デビュー・アルバム「アグスティン・ペレイラ・ルセーナ」を発表。当時よくブエノスアイレスを訪れていたブラジルの詩人であり「イパネマの娘」の作者としても知られるヴィニシウス・ヂ・モラエスより「バーデン・パウエルとトッキーニョ以外で、アグスティン・ペレイラ・ルセーナほどギターと分かちがたく結びついたアーティストを他に知らない」と賞賛された。以降現在まで自己名義で計9枚のアルバム、「カンデイアス」名義で1枚、「トリオ・デ・ハネイロ」名義で1枚のアルバムを残している。今年(2010年)はアルバム・デビュー40周年にあたる。 
 アルゼンチンとウルグアイのみならずヨーロッパ各国、カナダでも公演。特に長期にわたって滞在したノルウェーでは地元の音楽家とクアルテートで活躍し、北欧で本格的なボサノヴァを初めて紹介したアーティストと評価されている。 
 内外でのブラジルの有名アーティストとの共演ステージも多く、ヴィニシウス・ヂ・モラエス、バーデン・パウエル、トッキーニョ、クアルテート・エン・シー、カルロス・リラ、セバスチャン・タパジョス、ドリ・カイミ、ナナ・カイミらと共演した。 
 アルゼンチンのアーティストでもルーチョ・ゴンサレス(ギター)、リト・ビターレ(キーボード)などジャズ畑のアーティストを中心に幅広いジャンルの大物アーティストとの共演を重ねている。またアルゼンチンでブラジル音楽の演奏を志す数多くの若手ギタリストの師でもあり、日本でも毎年のようにツアーを行っているベト・カレッティもその一人である。 
 特に昨年はそのベト・カレッティとブエノスアイレスのジャズクラブで行ったショウ、「アントニオ・カルロス・ジョビンへのトリビュート」が好評を博し、またここ数年は自己のトリオやクアルテートでの活動も継続的に行っている。 
 今回は待望の初来日であり、「ソロ演奏によってこれまでの音楽活動を総括したい」と日本ツアーに向け本人は意気込みを語っている。最新作「42:53」からの曲目はもちろん、アグスティンにとって永遠の憧れであるバーデン・パウエルのレパートリーやボサノヴァのスタンダードも含め、彼ならではのユニークなステージとなることが期待される。 

myspace 
http://www.myspace.com/agustinpereyralucena 

中島 ノブユキ (piano) 
作・編曲家/ピアニスト 
東京とパリで作曲法 / 管弦楽法を学ぶ。10代よりニューウェーブ、ジャズ、ボサノバ、テクノ、ハウス、レゲエ、HIP HOPから映画音楽に至まで様々な音楽の影響を受け、95年より活動をスタート。ピアニストとしては勿論の事、時に作編曲家として多種多様な音楽的造詣に 根ざしたエレガントかつスリリングなアンサンブルを構築することに定評がある。自身でも『エテパルマ〜夏の印象〜』(06)『パッサカイユ /PASSACAILLE』(07)と2枚のソロアルバムをEast Works Entertainmentより発表。最近は「ピアノ+チェロ」或いは「ピアノ+バンドネオン+チェロ」といったいわばエテパルマ・スモール・アンサンブルでの演奏も多く行っている。そして2010年2月20日公開の映画『人間失格』にて音楽を担当。そのエスタブリッシュされたコンポジション/アレンジメントの数々は映画音楽界に新風を吹き込む存在として大きな期待を集めている。自身のライフワークである「24のプレリュードとフーガ」の作曲は全曲完成を目指し鋭意進行中。日本大学芸術学部で教鞭を執る。獅子座・B型。 

主な参加作品 
菊地成孔「記憶喪失学」「野生の思考」「南米のエリザベス・テーラー」他(作/編曲)、 UA × 菊地成孔「cure jazz」(編曲/演奏)、ゴンチチ「VSOD」「我流一筋」(サウンドプロデュース)、高木正勝「Private/Public」(ストリングス編 曲)、畠山美由紀 アルバム / ツアー(編曲/演奏)他、半野喜弘、ハナレグミ 、エゴ ラッピン、CALM等の作品に携わる。その他、即興音楽からCF音楽に至るまで、様々な音楽フィールドに携わり続けている。 
myspace 
http://www.myspace.com/nobuyukinakajima 
 
3月 22日 (月・祝) 
会場 : 城下公会堂 
開場18:00 開演18:30 
前売り 4000円 当日 4500円 
(ともに別途1ドリンク500円) 
チケット取り扱い : グリーンハウス倉敷・岡山 レコード屋  

後援:在日本アルゼンチン共和国大使館 協力:ラティーナ
blancocielo * 主催イベント * 08:16 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

トンコリ、ノコギリと

面白い楽器を使ったライヴを何度かやってきましたが、次は親指ピアノです!

親指ピアノって結構知名度ありますよね。フツーにエスニックな雑貨店においてあったりしますから。でも実際のところ本格的なものというのはあまり聴かれていないようなきがするのです。色んな作品でもちょっとした味付け程度に入っていたり、雰囲気をだすために使ったりと、あんまり主役ではないような。

それは本格的に弾ける人、弾こうとおもう人がいないからじゃないかなと思うのです。
でも日本にはいるのですサカキマンゴーが!




サカキマンゴー 
トーク&ソロライブ ツアー
〜ウガンダから帰りました〜

今年もアフリカへ親指ピアノを探しに旅に出ます!2010年はウガンダとザンビアへ。
訪れた土地で地元の人から目撃情報を集めての山超え谷超え。
一体どんな楽器たちに出会えることやら。

親指ピアノに限らないオモシロ楽器たちも現れることでしょう。
「ロケメ」とは?「ブドンゴ」とは?「カンコベラ」とは?だいたい親指ピアノって何?
詳しくは会場で。 

プロフィール:
アフリカの楽器・親指ピアノの可能性を日本から更新する「親指ピアニスト」。各地の伝統的な演奏スタイルをふまえつつ、テクノもパンクもファンクも音響派も通過した現代日本人ならではの表現で、アフリカの音楽フェスにも出演。タンザニアの人間国宝、故・フクウェ・ザウォセに師事。
大阪外国語大学にてアフリカ地域文化とスワヒリ語を専攻、ゴゴ民族の伝統音楽と楽器の音色について研究した。コンゴ民主共和国の電気リケンベや、ジンバブエのムビラ、マラウィのカリンバを調査するなど、定期的に親指ピアノ関連のフィールド・ワークを続けている。単行本「親指ピアノ道場!−アフリカの小さな楽器でひまつぶしー」(ヤマハミュージックメディア)も発売中。

日時:3月16日(火)
会場:城下公会堂(岡山)
開場19:00  開演19:30
前売¥2,000/当日¥2,500※別途ドリンク代500円要

〒700-0814 岡山市北区天神町10-16城下ビル2F.
TEL:086-234-5306



blancocielo * 主催イベント * 02:42 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

人と郷の間に響きあう音

それが音人音響(ねおんきょう)。 

音人音響 E.A.P.にご来場いただいたみなさま、 
本当にありがとうございました! 

先週からずっと風邪をひいていて、治りかけていたのですが、 
お陰さまでぶりかえしました(笑。) 

しかし、小雨まじりの平日だというのに、予想以上にたくさんの方々に来ていただき、 
いままで3度このイベントを開催しましたが、いろんな意味で一番手応えを感じたイベントでありました(笑)。 

なによりも参加していただいた地元バンド&DJと人間力、お客さんに感謝です! 

■kyobasi dub 京橋ダブ 
初めてみたのですが、このラインナップで一番キャッチーでポップな(笑)優しいサウンドでした。是非今後もこのイベントに参加していただきたいです! 

■tkg electo & un dia. tkg エレクト& ウン・ディア. 
一度リハをみて、ちょっと心配だったのですが(笑)、どうしてどうして、いい意味でぼくのイメージを裏切ってもらい、とても新鮮に感じました。今後とても期待しております! 

■rafflesia ラフレシア 
このイヴェントでは、レジデンド・バンド。回を重ねるごとにそのサウンドが成熟して「ラフレシア ・サウンド」になっているような気がします。次回もよろしくです! 


















■tiloli チロリ 
トリを務めた今回いちばんハードコアなバンドでした。 
大音量が逆に眠気をさそったという感想も(笑)!今後どうなるのか楽しみですね。 

■川部富士夫 (詩人) & 黒田秀徳(p) 
ポエトリーリーディング&ピアノ、ちょっとこれがなんだかグッときましたね。 
5分足らずの演目でしたが、お客さんの拍手がとても温かかったような気がします。 


















■DJ Matunoo & Ongaku (音響芸能) 
フライヤーのクレジットにはなかったのですが、ぼくの唐突なアイデアに乗ってくれたノブリン&esquinaさんに感謝です!たった5分足らずの時間にかける意気込みが凄い! 
笑いは一服の清涼剤ですな!またPA&セッティング本当にありがとうございました! 
























■Dj 
yumi*/ ヨフコ/ 森山幸治/miss. diamond 
いや〜みなさんひとりひとり解釈してもらった音人音響サウンド。 
今回バンドとDJの間はフェードアウト&フェードインという感じで進行していったのですが、 
みんな選曲とツナギがいいこと!あ、ぼくは当然ミスりましたが...。 

■sato-an (vj) 
このイヴェントにはほんと必要な存在です!イベントのサウンドにほんとマッチしております!今後もよろしくお願いいたします! 


この掴みどころのないユル〜イ・サウンドを演奏するバンドが、 
岡山市内に局地的に、また友人知人の間で生まれているのがほんと不思議。 

「なにかシーンが生まれる瞬間」に立ちあった感じというと嘘ですか...!? 

音楽的にはキャッチーなところはありませんし、当日の空のようなサウンドですが、 
なにかアツイものを感じました! 

これに懲りずにぜひ次回もよろしくお願いいたします!
blancocielo * 主催イベント * 02:32 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

なぜブログをはじめたかというと、

昨年13年ちかくいまの僕を育ててくれたレコード店を退職。
今後のことをぼんやり考えているうちにはや半年以上過ぎました...

その間、友人知人のみなさまからお誘いをうけたり自分で企画したりと、
ライヴやDJなどのイベントを中心に「音楽」に関わってきました。

まあ別のシゴトをしながら、趣味で「音楽」やるぶんには問題ないのですが、
そこが性格のせいか、なかなか潰しがききません。

やはり未知の音楽を伝えていくことが、ぼくのライフワークなのかなと。

で今年にはいってから、ちょっと具体的に動こうと。

その第一歩がこのブログです。

このブログでは、ぼくが本当にグッときた音楽(ややかたよっていますが)を中心に紹介していきたいと思います。

blancocielo * 雑記 * 02:33 * comments(2) * trackbacks(0) * - -

音人音響(ねおんきょう)というイベント

まえの仕事がらジャズ、ワールド・ミュージックを中心に扱っていたので、ロックやクラブ系からだんだん遠のいていたのですが、最近少しずつ聴くようになりました。

といっても最新のものはあまり聴いてなくて、昔買ったものばかり聴いていたのですが、最近ちょと気になるシーンが。
話題的には古いのかもしれませんが「ポートランドもの」です。


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blancocielo * 主催イベント * 00:58 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

カルロス・アギーレ・グルーポ carlos aguirre grupo (crema)

カルロス・アギーレ・グルーポ Carlos Aguirre Grupo (CREMA)

春夏秋冬。何百回とこのアルバムを聴いてきたでしょうか。
白い空、土の匂い、水の音…泣けるほど美しい。

何処かの風景が目に浮かぶ音楽。
その風景は人それぞれですが、そんな風景が浮かぶ音楽は
間違いなくずっとつきあっていける音楽です。

2000年代に入ってからだとおもうのですが、DISCTRANSのCD棚からブラジルのNúcleo Contemporâneo というレーベルの素敵なジャケットに目がとまりました。当時アルゼンチンといえばファナ・モリーナやカブサッキ、アレハンドロ・フラノフ等いわゆる「アルゼンチン音響系」とよばれるミュージシャンがスポットライトを浴びていたのですが、その「音響系」でもタンゴでもないアルゼンチンのサウンドは、とても美しく深い音でした。
フォルクローレをベースに、ジャズやクラシック的な要素が加わった洗練されたアコースティック・アンサンブル。またシンセの音も控えめながら実に絶妙に使用。ものすごく目新しいというわけではないそのサウンドは、何度も何度も聴いていくにつれて、深い感動を覚えました。

確かその当時、ぼくはまだ南米ものの仕入れを担当していなかったと思うのです。
なんの知識もなくその音楽に触れたときの感動といったら!
とともに、これはどうやって説明して売ればいいのか?と戸惑いました。
絶対アルゼンチンのコーナーに置いても売れない。へたをするとヒーリングミュージックのような捉われ方をすると困る。フュージョンぽいところもあるけど、違う。フォルクローレというと「コンドルは飛んでゆく」みたいな感じにかたずけられそう...実際、エッジの効いたサウンドやニューエイジ/ヒーリングの視聴コーナーに入れたこともありました。
まあ結局、直接オススメするのが一番!そうやっているうちに「コンテンポラリー・フォルクローレ」というくくりでオススメしていました。

そして数年後このアルバムのアルゼンチン盤shagradamedra盤が届きました。
当初のNúcleo Contemporâneoをはるかに凌ぐ、素朴ながら美しい素敵なジャケット!クリーム色画用紙の間が四角くくりぬかれ、そのなかに水彩画とおぼしき抽象画が入っているのですが、CD一枚一枚その絵が違うのです!製作者のこころのこもったジャケット。これはそのあと発表されたカルロス・アギーレ・グルーポ名義のアルバム(通称rojo,violeta)すべてにいえることです。

グルーポ名義の温もりのある凝ったジャケットはPamela Villarrazaという女性で、スペイン語がわからないので推測ですが、パラナで子供たちに絵や図画工作を教えている人のようです。多分アギーレのHPやshagradamedraのHPも彼女のデザインなのではないでしょうか。

あの頃から少しずつですが、意識的にお客様はもちろん、ご来店いただいたレーベルの方やミュージシャンの方々におすすめしてきました。しかし、アギーレのアルバム、ブラジル盤もアルゼンチン盤も当時は入荷がまったく安定していなくてほんと困りました...。

そして2009年末ごろから、東京経由でカルロス・アギーレに火がつきはじめたようです!
本当にやっと芽が出た感じがして感慨ひとしおです(涙)!
もちろんぼくだけではなく、日本中で少しずつ撒いていった方々によるアギーレの種が、この地におおきく根をはり、美しい花を咲かせるまで、はぐくんでいきたいですね! 

今年になって何度か日本にこのファースト・アルバムが入荷しています。
けれどなくなったらまた時間がかかるんだろうな〜。
みつけたら即ゲットですよ!
blancocielo * 音楽:アルゼンチン * 23:40 * comments(0) * trackbacks(0) * - -
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