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Balmorhea / Constellations (western vinyl)

テキサス出身のポスト・ロック〜ポスト・クラシカル系バンドBalmorheaの4作目。ポスト・ロックというとちょっとキャッチー、ポスト・クラシカルというとちょっと硬質でストイックな勝手なイメージがあるのですが、Balmorheaはこれがなかなか絶妙なバランス感覚で、すばらしいインストゥルメンタル・ミュージックをつくりあげています。
以前は二人組だったそうですが、現在はストリングスが加わり、5人編成になっているよう。
切ないピアノの調べ、それに絡むフォーキーなギターとストリングスで、静謐でゆるいメランコリックな音世界をつくりあげていて、グループとしての調和が功を奏しているよう。

official:
blancocielo * Post-Classical * 05:23 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

Sylvain Chauveau / Singular Forms (Sometimes Repeated) (type) ★

 先に挙げたSylvain Chauveauの2010年新作。
ピアノと語りを主軸に、エレクトロニクス・プロセッシングを施した作品。先に紹介したデヴュー作から、なんとまあストイックになっていったことでしょう!静寂と間のなかから言葉が立ち現れてくるような感覚(英語で意味はわかりませんが)。
デヴィッド・シルヴィアンの声にも似た、甘美なヴォーカルもとても素敵です。どこか日本の美的感覚に通じるような美しさです。


blancocielo * Post-Classical * 05:35 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

Sylvain Chauveau / The Black Book of Capitalism (type) ★

2001年"Nocturne Impalpable"、2007年"Nuage"と気がついたら何枚か持っていて、なんだか気になっていたフランスのピアニスト、作曲家sylvain chauveau。ピアノの美しいミニマルな曲からエレクトリックな作品まで、20世紀の室内楽からミュージック・コンクレート、エレクトロ・アコースティックなどから影響をうけたというサウンドは、どこかつかみどころがありません。が個人的には結構そういうのが好きなのも然り。バイオをみると僕と同い年でした(笑)。
この作品は2000年に発売された1stアルバムのリイシュー。アヴァン・ポップ的なアンサンブルからサンプリング、エレクトロニカまで幅広く、まるで映画のサウンド・トラックを聴いているよう。"JLG"とういう曲もあります。実際彼は映画作品やダンスのために音楽をつくっているそうです。

official: 
blancocielo * Post-Classical * 03:07 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

Richard Skelton / Landings (type)

フィールド・レコーディングと、咽び泣くほどの弦楽とエレクトロ・ドローン・アンビエント。4年間北イングランドの荒涼とした大地で録音したリチャード・スケルトンの集大成となる的作品。
いつも見ているなにげない風景なのに、聴いているうちに、その一部にゆっくり焦点があって、ハッとさせられるような感覚。または空気や風の流れを聴覚化したような...。学生時代、ライヒのアルバムを聞いてウトウトしていると、闇のなかから三角のネオン・サインがでてきたときのような感覚に似たような(笑)。ちょっと試聴しただけでは、その全貌はわかるはずもありません。
myspace:
blancocielo * Experimental * 01:14 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

音人音響(ねおんきょう) E.A.P. 2010.0413


今年第二回目となる圧倒的にメランコリックな夜をお届けするイベント、
『音人音響(ねおんきょう) E.A.P.』。今回はこのイベント当初から参加してくれているシンガー&ソング・ライター 当真伊都子がファースト・アルバム『dreamtime』(Felicity)の発売を記念して参加してくれます。また音人音響メンバーのなかでも注目の岡崎隼くんは初参加。もちろんレジデンド・メンバーも気合充分。さあどんな一夜となることでしょう!乞うご期待!

[ライブ]当真伊都子   岡崎隼  ラフレシア  ウン ディア.  
               matsuno & ongaku 川部富士夫(詩人) 
[VJ]sato-an
[DJ]ヨフコ miss. diamond 森山幸治 岡本方和
  
  [日時] 2010年4月13日(火)
[時間]Open_20:00 Live Start_20:30
[料金]Adv_¥1,500-(要別途1ドリンク¥500-)
[会場]城下公会堂


当真伊都子
1977年生まれ。岡山県出身。4歳の誕生日よりピアノを弾き始める。
ライブでフロントをつとめたことがきっかけとなり、高木正勝の作品(rehome、sail、COIEDA)にヴォーカルとして参加。

『当真伊都子 / dreamtime』
静寂をかすかに破る、儚くも美しい天衣無縫のエンジェリック・ピアノ。高木正勝の作品やライヴでメインヴォーカルを務める女性シンガー当真伊都子。そんな彼女から、限りなくプライベートな録音環境のもと、ひっそりと届けられた、私信のような自身初の音源は美しくもあたたかな歌声とピアノによる弾き語りアルバム。装飾というものを払拭した純真無垢でシンプルなアプローチ。静寂をかすかに破るような美しい旋律が印象的で、浮遊感を湛えたエンジェリック・ヴォイスに軽やかで天衣無縫の歌心に満ちたピアノは美しい風景が立ち現れてくるような素晴しさです。【Website】当真伊都子

岡崎隼
1983年生まれ。
2006年頃からギターループを主としたインストでライブを始める。最近ではサンプラーを使用したライブやバンド活動及び弾き語りなど色々な形で活動中。

ラフレシア
大岩峰男 (G/クワイエットビレッジカレーショップ) 黒田秀徳(G/GREENHOUSE) 下村真一 (飛飛機械/下村音響株式会社) の3人による黄昏のミニマル・ダブ・フォーキー・チルアウト・ジャム・ユニット。

ウン ディア. 
赤木大輔によるポスト・アンビエントなE.A.P. (エレクトロ・アコースティック・サイケデリック)ギター。
blancocielo * 主催イベント * 13:24 * comments(0) * trackbacks(0) * - -
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