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Thiago Pethit / Berlim, Texas ★

サンパウロ出身のシンガー&ソングライター、Thiago Pethit。レナード・コーエン、トム・ウェイツなどのシンガー&ソングライターやフォーク、ワルツ、ヴォードヴィルなどの音楽に影響を受けているそう。ポルトガル語、フランス語、英語による弾き語りやシンプルな編成で、プライヴェート感溢れた音作り。ジョルジュ・ブラッサンスやマチュー・ボガードなどのフランスのシャンソン&ポップスや、日本のミュージシャンでたとえるなら、青柳拓二さんあたりの音ざわりにとてもにています。ブラジルらしさはありませんが、とても親近感のある音楽です。

アンドレ・メーマリやタチアナ・パーハなど、最近気になるブラジルの音楽って、なぜかサンパウロのミュージシャンが多いような気がします。
blancocielo * 音楽:ブラジル * 19:07 * - * - * - -

Alejandro Manzoni Trio / Aire Fresco ★

以前ソロ・アルバムを紹介したアルゼンチンのピアニスト、アレハンドロ・マンツォーニの2003年のトリオ・アルバムが届きました。トリオといってもソロやデュオ、ヴォーカリストを迎えた曲など、楽曲によって編成を変えたヴァラエティー豊かな作品です。この作品を聴いて思い出したのは、スペインのピアニスト、チャノ・ドミンゲス(Nuba盤)。アルゼンチンとスペインこの二人にはどこか自国特有のリズム感やフレーズ感に溢れています。アコーディオンが加わりトリオに深みをもたせた叙情性溢れる"Remolinos De Un Sueño"コントラバスとのデュオ"Aire Fresco"、ピアノソロによる"Zamba De Mi Esperanza"なんて特にいいですね。ジャケは??な感じですが、すばらしい作品です。
blancocielo * 音楽:アルゼンチン * 14:51 * - * - * - -

伊藤ゴロー / Cloud Happiness

ボサノヴァ・ユニットnaomi & goro、ソロ・プロジェクトMOOSE HILL、原田知世などの作品をてがけているる作曲家、編曲家、ギタリスト、プロデューサー 伊藤ゴローさんの4年ぶりの新作です。
ゴローさんは岡山にライヴでお越しの際によくお店にご来店いただいて、その音楽性の広さに驚かされたのを覚えています。
本作はゴローさんのルーツ音楽であるジョン・レノン〜ビートルズ、オーティス・レディングにオマージュを捧げたロックアルバム。
なるほど、そんなにビートルズに明るくない僕にも、その色合いが伝わってくる、とても軽快で可憐なアルバムです。ですがそれは、雑草のように大地に大きく根をはりめぐらし、いろんな音の養分を吸い取って、可憐な一輪の花を咲かせているように聴こえてきて、なんだか僕にはじわじわと染みてきます。

伊藤ゴロー hp: http://itogoro.jp/

ゴローさんは11月6日(土)、岡山城下での一大イヴェント『秋は夕暮れ〜オカヤマ城下町の大衆オンガク祭〜』naomi & goro with Naruyoshi Kikuchiで参加です!
blancocielo * 音楽:日本 * 03:02 * - * - * - -

10月24日(日) 島キッチン 豊島音楽祭 / フリーマーケットに参加します!

来る10月24日(日)、瀬戸内国際芸術祭の期間中、豊島にOPENしている「島キッチン」で開催される『豊島音楽祭 / フリーマーケット』に「流しのCD屋」として参加させていただきます。

出演アーティストはJim O'Rourke、ogurusu norihide 他のみなさん!

また当日はサウダーヂ・エンタテインメントの森山くんと
DJで参加させていただくことになりました!

瀬戸内国際芸術祭期間中にこういったかたちで参加させていただくなんて、
このイヴェントを企画されたgm projectsの方々に感謝です!
とても楽しみにしております!是非この機会にご参加ください!

24日のタイムテーブル〜
12:00〜 toritohito
13:00〜 ogurusu norihide
14:00〜 吉田省念と植田良太 (三日月スープ)
15:00〜 Jim O'Rourke
DJ : 岡本方和 (moderado music) / 森山幸治 (Saudade Entertainment)

島キッチン 豊島音楽祭: http://shimakitchen.com/20101023_info/ 

blancocielo * イべント * 16:13 * - * - * - -

10月の『ラテン禁ジ手ナシ』

カルロス・アギーレが日本を去った日の収録でした。当日午前中に東京から帰郷。東京公演と打ち上げの余韻がまだ残っていて、'Los 3 Deseos De Siempre'でオープニング曲をはじめ、冒頭ちょっと熱くなって喋りすぎました。なにを喋ったのか、あんまり覚えていないんですが...今月から通常モードです。

  『サウンド・オブ・ラテン・アメリカ / 第4週 ラテン禁ジ手ナシ』2010年10月
FM 79.0 radio momo 毎月第4土曜日14:00‐15:00
FM 82.8 エフエムくらしき 毎月第4日曜日20:00‐21:00
※放送曲は変更になる場合がございますので、予めご了承ください。
  1. Song X / Kyrie Kristmanson
  2. Eruption / Kyrie Kristmanson
  3. Amanecer En Misiones / Cecilia Pahl
  4. Carta A Poste Restante/ Cecilia Pahl
  5. Mar adentro / Duratierra
  6. Western / Duratierra 
  7. Aluvião / Delia Fischer
  8. Nascimento Da Vênus (Venus Födelse) / Delia Fischer
  9. Sou Eu / Ivan Lins
  10. Lugar Comum/ chie umezawa


(1,2)このブログでもプッシュしている、カナダのシンガー&ソング・ライターKyrie KristmansonのNoFormat!デヴュー作。
好評です!






(3,4)セバスチャン・マッキ等が参加したポップ・フォルクローレ女性シンガー。とても穏やかなヴォーカル。





(5,6)フォルクローレのとフュージョンがフュージョンしたようなプログレッシヴ・フォルクローレ・グループ(!?)。ウィリー・ゴンザレスとのアルバムを発表しているMIACAELA VITAがヴォーカルで参加しています。伝統と革新。フォルクローレをベースにこういった新しいサウンドを模索し続ける土壌。こういうのを聴くと、いつも僕らはどうなのか?といつも思います。



(7,8)ここ最近ブラジルものをあんまり聴いてなかったんですが、タチアナ・パーハあたりからちょくちょく聴くように...そんな中リリースされたDelia Fischerのアルバム。これいいですね〜CARMOから発売された前作よりもMPB度が高いですが、楽曲がとてもいい。今年のぼくのベスト・アルバムに入ること必至!'Nascimento Da Vênus (Venus Födelse)'は名曲だと思います。


(9)優れたメロディー・メイカーということで、イヴァン・リンスの新作を。アルバムはティル・ブレナー、TAKE6等豪華ゲストが参加。オーケストレーションも相俟って、とってもラグジュアリーな感じです。
(10)前作での岡山でのライヴで協力させてもらったchieさんの新作。今回はなんとマリア・ヒタの「セグンンド」でのピアノが印象深いチアゴ・コスタが前面参加!そして今月は彼とのツアーもあります!

blancocielo * - * 03:20 * - * - * - -

Andrés Pilar / Danza ★

なんと気高いピアノでしょう。土にまみれたような力強いタッチ。それでいてエレガント。アタワルパ・ユパンキ、クチ・レギザモン等偉大なるフォルクローレの作曲家の名曲と自作曲を、ソロピアノを中心にファン・ファルー等ゲストを交えた全18曲。15曲目のチャイコフスキーの名曲からの展開(連弾)には痺れました。アンドレス・ピラール。1981年生まれ。まだ29歳。こうやってフォルクローレの遺伝子は受け継がれていくんですね。ぜひ音量上げ目で聴いてみてください。なぜだか聴いていて、ミレーの「種まく人」の絵が頭をよぎりました。

Andrés Pilar myspace :http://www.myspace.com/andrespilar

Gatito de Tchaikovsky (gato) de Hnos. Abalos youtube: http://www.youtube.com/watch?v=mtf0aSA81kA
blancocielo * 音楽:アルゼンチン * 02:02 * - * - * - -

DAKOTA SUITE (w/ david darling, quentin sirjacq) / vallisa ★

イングランドのサッドコア〜スローコア・ミュージックを展開するChris HoosonによるDAKOTA SUITE(今年12月初旬に来日も予定されているそうです。)の2009年イタリアでのライヴ録音。ECMなどでも活躍するアメリカのチェロ奏者DAVID DARLINGと、フランスのピアニストQUENTIN SIRJACQが参加したトリオ編成で、実に淡々と、静寂に満ちた憂いのある演奏を展開しています。録音はちょっと惜しいですが、「静寂の次に美しい音」が好きなひとにはおすすめできる「温度の低い」音楽。久しぶりにDAVID DARLINGの録音を聴きましたが、泣いてますね。

DAKOTA SUITE hp: www.dakotasuite.com/ 
DAKOTA SUITE myspace: http://www.myspace.com/dakotasuite

DAVID DARLINGといえば、僕が最初に聴いたアルバムはECMから発表されたチェロ多重録音による"Dark Wood"(ECM1519)でした。それはそれはとてもジャケット写真の雰囲気にぴったりの「温度の低い」「湿度が高い」深い音楽。簡単にいってしまえば暗いんですが(笑)、これがなんだか染みてくるんですよね。


そしてDARLINGが2004年に発表した"Mudanin Kata"は、台湾の山岳少数民族ブヌン族の歌との共演した、こころあたたまる作品。
ブヌン族の温かい合唱とDARLINGの慈愛にみちたチェロがすばらしい。
DISCTRANS時代よく売れた、想い出深い一枚です。
今年国内盤で再発されているようですので是非!


blancocielo * - * 14:45 * - * - * - -

カルロス・アギーレ岡山公演 ご来場誠にありがとうございました!

カルロス・アギーレ 岡山公演にご来場いただいたみなさま、
ほんとうにありがとうございました!

雨の中でしたが、みなさまのおかげで素敵なライヴを終えることができました。
この場を借りて、こころより御礼申し上げます。

彼の音楽と雨音が、まるで"crema"で流れる水の音のように聴こえてきました。

そして「雨がふっているから」と言って弾き始めた'Llovizna'。彼のソロ・ピアノ・アルバム"caminos"からの一曲で、2分にみたない短い曲なのですが、'アルバムの中のMilonga Gris'に匹敵する僕の好きな曲を弾きだした瞬間、目頭があつくなりました。邦題は「霧雨」。

繊細で、風景まで、取り込んでいく彼のあのうつくしい音楽。
いまだ夢から覚めずにいる心持ちです。


招聘の立役者!稲葉さん、アルゼンチンまで会いにいったソウルメイト!河野さん、すでに伝道師!吉本さん。コトバを越えて彼の音楽につき動かされた人々が、穏やかに繋がっていっているのを実感。素敵な人々との出会いに感謝です。ありがとうございました!

そして地元岡山、キーボードを貸していただいたSilviaさん、PAを担当していただいた岡崎さん、通訳のトムさん、GREENHOUSE、Deco's Kitchen、サウダーヂ・エンタテインメントのみなさま!ご協力いただき、誠にありがとうございました!

ご来場、ご協力いただいたみなさまに、こころより御礼申し上げます。

実は翌日の姫路HUMMOCK Cafeでの公演も観る機会を得ました。海辺の穏やかな風景から舞い込んでくる虫の音と彼のサウンドが見事に溶け合う。すばらしいライヴでした。
そしてオーナー夫妻の真似のできない素敵なお心配りとおもてなしに脱帽です。
ありがとうございました!

次回のカルロス・アギーレの来岡を願いつつ...

本当にありがとうございました!!
blancocielo * - * 15:19 * - * - * - -

いよいよ本日!完売御礼!カルロス・アギーレ 岡山公演!

いよいよ本日、カルロス・アギーレが岡山に!岡山にやって来ます!!

おかげさまで完売御礼
それにともない、当日券の発売はございませんので、ご了承ください。

また席数には限りがございます。一部をのぞき先着順となっており、
立ち見となる場合もございますので、ご理解の程、よろしくおねがいいたします。

カルロス・アギーレ・グルーポのファースト・アルバム(当時はブラジル盤でした)に出会ってから10年たらず、来日を夢見て彼の作品を少しづつ(当時入荷も少なかったので:笑)ですが、紹介してきました。本当に日本に、そして岡山に来るなんて、ほんとうにほんとうに夢のようです!

そしてぼくがmoderado musicをはじめた今年、来日を果たしてくれたことに、
なにか不思議な縁を感じてなりません。

それもこれも、熱い想いにこたえてくれた専門店さま、アルゼンチンまでアギーレに直接会いに行かれた方々、その思いを汲んで国内盤を発売し、アギーレの招聘に尽力されたレーベル、そしてアギーレの作品に心奪われたみなさん!
この日本の地でアギーレの種を撒いてきた方々のおかげです!

まだ岡山公演開演もしてないのですが(笑)、この場を借りて御礼申し上げます!
ほんとうにありがとうございます!!

本日岡山は午後からあいにくの雨模様という予報ですが、
素敵な時間をアギーレとお客様が共有できるよう、がんばります!

ちょっと緊張しておりますが、
ご来場のみなさま、よろしくお願いいたします!

blancocielo * 主催イベント * 00:33 * - * - * - -

青柳拓次 / まわし飲み

「まわしィ〜飲ォみィ〜♪ まわしィ〜飲ォみィ〜♪」
なんだかときどき口ずさんでしまいます。
青柳さんは僕と同い年で、リトル・クリーチャーズ然り、ソロ・アルバム然り、重ねた齢とその時代&音楽感覚に、失礼ながら勝手にシンパシーを感じています。自身名義の2007年発表の日本語によるファースト・ソロ・アルバム『たであい』(OKIさんも参加)は、その頃からエキゾチック・ジャパンな気分の僕の感覚とシンクロ。スタティックだけどそこにはダイナミックな気の流れがある山水画のような、それでいて生活のなかの目線が詩に漂うサウンド。隠れた名作でした。そして本作は唐津、尾道、博多、台湾、岡山!の土地からインスピレーションをうけたそう。前作同様とてもシンプルな演奏(前作よりもリズミカルですが)に、日本語の詩がすぅーと入ってきます。こちらもじわじわと染みてくる好作。11月岡山城下一大イヴェントでの久々の岡山ライヴが楽しみです!

青柳拓次 myspace : http://www.myspace.com/takujiaoyagi
blancocielo * 音楽:日本 * 04:06 * - * - * - -
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