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André Mehmari 岡山公演 ご来場ありがとうございました!

昼下がりの後楽園。その青年は素早いカメラ裁きで、庭園の青葉まぶしい木々や花々を、何枚も何枚も写真に収めていた。「チューリップが大好きだ。」僕でもわかった彼の英語が印象的だった。ピアノに触れるまで、このブラジル人は、知的な匂いと無邪気さをもった普通の好青年だった。

そして満場のお客さんに囲まれ、ピアノを前にしたこの青年は、
ミルトン、カルトーラ、ピシンギーニャ、...ジスモンチ等ブラジルの偉大な音楽家たちの美しい名曲を、量感と緩急を効かした圧倒的なピアニズムで表現していく。いつかみたジスモンチのピアノが若さをとりもどしたかのように。そして次第に彼の弾くそのピアノが街の雑踏をかき消し、僕等の集中力を研ぎ澄ましていった。

いつしか、この地方の小さなカフェの、名もなきアップライト・ピアノが、隅々まで音を溢れさせ、いままで聴いた事のないうたごえで、喜びに満ち溢れ、うたっている!

André Mehmari すごい人を呼んでしまった!

アンコール中、ぼくは抑え切れない涙とともに、心の中でそう思った。
それは彼の圧倒的な演奏だけではない。このすばらしい一夜の演奏は、彼のその才能のほんの一部を披露したにすぎず、二十年三十年後、この青年はブラジルの偉大な音楽家たちのなかに名を連ねることになるだろうと確信したからだ。
André Mehmari Piano Solo Japan Tour 2011 岡山公演 

ご来場いただいたみなさま!素敵な時間空間をつくっていただき、本当にありがとうございました!また岡山で宣伝にご協力していただいたみなさまに感謝いたします!いつもありがとうございます!
最後に招聘された三ヶ田さん、そして今回の彼の来日にご尽力いただいたみなさまに、こころより御礼申し上げます。一時は開催も危ぶまれた本公演ですが、みなさまの熱い気持ちが、彼を突き動かしたように思います。ほんとうにありがとうございました!

またこの地で、彼のあのすばらしい演奏を聴けることを夢みつつ。
blancocielo * 主催イベント * 17:44 * - * trackbacks(0) * - -

ついに本日!André Mehmari Piano Solo Japan Tour 2011 岡山公演


ついに本日となりました!
André Mehmari Piano Solo Japan Tour 2011 岡山公演
すでに名古屋、東京公演を盛況のうちに終え、本日千秋楽!岡山公演です!

すばらしい会場と、すばらしいピアノ、すばらしいお客様、
そしてメーマリの類稀なる素晴らしい演奏!
twitter上では彼の演奏に魅了された多くの方々のつぶやきが届いています!

城下公会堂という地方の小さなライヴハウスの、
どこにでもあるような(失礼!)アップライト・ピアノを、
いったい彼はどう鳴らすのか!?

いまからわくわくして、眠れず朝を迎えております(笑)。

日時] 2011年4月24日(日)
[時間]Open_19:30 Start_20:00
[料金]Adv_¥4,000- Day_¥4,500-(要別途1ドリンク¥500-)
[会場]城下公会堂 
[チケット取扱城下公会堂 086-234-5260
        pianohouse.mmg(pianohouse.mmg@gmail.com) 
blancocielo * 主催イベント * 06:50 * - * - * - -

Mauro Refosco / Seven Waves - Sete Ondas

 デヴィッド・バーンのツアーやジョン・ルーリーのLounge Lizards、近年では自身のバンドForro In The Darkやトム・ヨークのAtoms for Peaceなどにも参加しているブラジル生まれのパーカッショニストMauro Refoscoが、M・Aレコーディングスから発表した99年作品。
ヴィニシウス・カントゥアリア、マイケル・レオンハルト、ジョン・ルーリー等NY在住のミュージシャンが参加。即興的な楽曲もありますが、ブラジル音楽やジャズをベースに、全体的に穏やかな表情をみせています。ワンポイント録音も相俟って、一陣の風の如き風情をたたえたような独特の空気感をもつサウンドは、やはりNYという磁場によるものでしょうか。
ヴィニシウス・カントゥアリアの諸作もそうですが、海外で暮らすブラジルのミュージシャンの作品って、独特のサウダーヂ感がありますね。
blancocielo * 音楽:ジャズ * 03:44 * - * - * - -

美しき日本〜CHAGA DE SAUDADE

今朝の僕のtweet line上に何度も挙げられていた動画
グッときたな。
すこしまえまでの僕等の気持への返答。

何度も聴きかえす。

彼はやってくる。
まもなくこの美しい音色とあつい想いをたづさえ、
この桜の舞い散る美しいこの国へ、やってくる。

André Mehmari Piano Solo Japan Tour 2011 岡山公演

日時] 2011年4月24日(日)

[時間]Open_19:30 Start_20:00

[料金]Adv_¥4,000- Day_¥4,500-(要別途1ドリンク¥500-)

[会場]城下公会堂

[チケット取扱城下公会堂 
        pianohouse.mmg(pianohouse.mmg@gmail.com) 

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【アンドレ・メーマリ*ピアノソロコンサート2011】
〜名古屋・東京・岡山〜

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blancocielo * 主催イベント * 17:11 * - * - * - -

Marcin Wasilewski Trio / Faithful (ECM2208)

「シンプル・アコースティック・トリオ」として日本のジャズ・ファンの間で評判になり、また同郷のトランペッターTomasz StankoによるECMからのQuartet作品ではStankoをしっかりサポートした渋い好演をみせ、晴れてECMからからのトリオ・デヴュー作となった"Trio"(ECM1891)ではBjörkの'Hyperballad'を好カヴァー、さらに多くのファンを獲得したポーランドのピアノ・トリオMarcin Wasilewski TrioのECM3作目。
スティングの名作"Nothing Like The Sun"のエンディング曲で印象深かったハンス・アイスラーの'An den kleinen Radioapparat'から、O.コールマンのタイトル曲やエルメート・パスコアル、ポール・ブレイの佳曲、そしてオリジナル曲を、熱情を秘めた静謐でリリシズム溢れる3人の息の合った演奏で聴かせてくれます。
Marcin Wasilewski Trio ECM hp: http://www.ecmrecords.com/ 
blancocielo * 音楽:ECM * 05:35 * - * - * - -

Rita Marcotulli / The Woman Next Door ★

フランスの地方優良レーベルLABEL BLEUから、98年に発表されたイタリアの女性ピアニスト、コンポーザー&アレンジャー、Rita Marcotulliの名作"The Woman Next Door "。
カルロス・アギーレ"crema"やアンドレ・メーマリ"...de arvores e valsas "等と並ぶ僕の心の名盤のひとつです。
タイトルはトリュフオーの81年の同名の映画から。トリュフォーをはじめとする映画や文学、絵画作品などからモチーフを得たコンセプチャルな作品です。その背景がわかれば、ぐっと世界観も広がるとは思いますが、その音楽だけでも充分堪能できる素晴らしいアルバムです。

映写機が回りだす音とオーケストラの調音からはじまりStefano di Battistaの目の覚めるようなソプラノ・サックス・ソロで冒頭を飾る"Le Cinema Est Le Cinema"(1)。ワルツを基調にEnrico RavaとStefano di Battistaによるアンサンブル&ソロ"Les 400 Coups "(2)。アフリカン・パーカッションにJavier Girottoのサックスが駆け抜ける"Escape"(5)。悠久のフォルクロリカルな笛の音から様々な言語が立ち現れ、ダンサブルな展開をみせる"Masse Di Memoria"(6)。Aldo Romanoと子供たちの歌による小粋なボサノヴァ"Les Enfants S'ennuient Le Dimanche"(8)。モールス信号からインドのヴォーカル・パーカッション~タンバリンそしてヴォーカル・アンサンブルへと展開する"Antoine Doinel"(9)。ピアノとケルティック・ハープが郷愁を誘う"Arpeggio E Fuga"(10)。Enrico Ravaのいぶし銀のペットがたまらないシャルル・トレネの名曲"Que Reste-T-Il"(12)。最後はRitaのピアノとMichel Benitaのベースのデュオによる「未知との遭遇」のモチーフにした"Fragment (Of The Third Kind)"(13)で幕を閉じます。まるで一遍の映画をみたような心持ちにさせてくれます。

楽曲によってはヨーロッパ〜アフリカ〜アジア〜南米等の世界の音楽や、サンプリングやプログラミング、フリーインプロヴィゼーションなど、エクスペリメンタルなエッセンスを作品の随所に散りばめていて、これがいいスパイスになっています。

彼女の生みだした楽曲は「しなやかでいてアグレッシヴ」。すばらしい作曲センスとアレンジメントがほどこされた名曲揃いです。ぼくがグッとくる女性コンポーザーのすぐれた作品には、この「しなやかさとアグレッシヴさ」が同居しているものがおおいようです。

メンバーからしてジャズなのかもしれませんが、ジャズでないかもしれません。色んなエッセンスが詰まっていて「まとまりがない」とおもうひともいるかもしれません。でもこういう作品からエモーショナルなものが産まれているんですよね。

Rita Marcotulli LABEL BLEU hp: 
blancocielo * 音楽:ヨーロッパ * 05:58 * - * - * - -

LULACRUZA / Circular tejido ★

 2008年のアルバム"Soloina"の、南米トライバル感とエレクトロニクスが融合したサウンドがとても印象的だったコロンビアの女性歌手とアルゼンチンのサウンド・クリエイターによるユニットLULACRUZAの4曲入りミニ・アルバムです。サウンドはアルゼンチンでいえばSami Abadiの民族音楽〜アンビエント〜エレクトロニカを昇華したサウンド・クリエイトに似ています。ちょっとディープになりそうなところを女性ヴォーカルが、ほどよくポップなところまで押し上げていってくれています。

LULACRUZA / Soloina (2008)
blancocielo * - * 18:00 * - * - * - -

Serkan Yilmaz / Descalzo ★

キケ・シネシ"Guitarra el mundo series"をはじめ、良質なギター・アルバムを届けてくれるアルゼンチンのレーベルEPSAより、トルコの7弦ギタリストSerkan Yilmazの2010年のアルバムです。ジャズ〜クラシック〜ブラジル、アルゼンチンをはじめとする南米音楽等のエッセンスを溶け込ませた楽曲を、ギター・ソロのほかパーカッション、チェロ、フルートなどを加え演奏した、コンテンポラリー・ギター・ミュージック。7弦&アルゼンチンということは、キケ・シネシの影響下にあることは間違いありません。
blancocielo * 音楽:アルゼンチン * 16:39 * - * - * - -

André Mehmari / afetuoso アンドレ・メーマリ★

来日にあわせCelesteより国内盤として発売されるアンドレ・メーマリの新作はSérgio Reze(drums), Zé Alexandre Carvalho (bass)盟友二人を迎えたピアノ・トリオ・アルバム
"ミルトン・ナシメントへの憧憬"そして"ミナス愛"が詰まった組曲で幕を開け、フラヴィオ・ヴェントリーニによる美しい名曲をメーマリの流麗なソロ・ピアノで綴ったM6。イヴァン・リンスをヴォーカルに迎えたM9。またギンガ、ドリヴァル・カイミの曲等々、やはりブラジル人としての自国のすばらしい楽曲たちへの思い入れが違います。
メーマリ自身の楽曲ではガブリエル・ミラバッシ(cl)とのデュオ・アルバム"Miramari"に収録のM2,M8や、名作"...de Árvores e Valsas"でセルジオ・サントスのスキャットが印象深かったM3などをトリオで披露。
またシューマンによるクラシック佳曲をモチーフにしたM4,M7。そしてビートルズの『サージェント・ペパーズ・〜』収録のジョージ・ハリソンインド音楽"Within You Without You"をソロ・ピアノで締めるあたり、この才人一筋縄ではいきません。
ジャズ〜MPB〜クラシック〜ロック、彼の音楽の原点ともいえる楽曲の数々をピアノ・トリオとソロで落とし込んだアルバム。なんだか彼の意気込みが伝わってきますね。
この彼のスタンス、音楽ジャンルは細分化されていくけれど、なんのカテゴライズもなくグッときたものは吸収していく、はある意味で今のぼくらリスナーのスタンスでもあるような気がします。

1. Suite Clube da Esquina: Clube da Esquina I (M.Nascimento-M.Borges-.Borges)/Duran go Kid (T.Horta-F.Brant)/Clube da Esquina II (M.Nascimento-M.Borges)/Cravo e Canela (M.Nascimento) 
2. Que Falta Faz tua Ternura (A.Mehmari) 
3. Veredas (A.Mehmari) 
4. Faschingsschwank aus Wien - Intermezzo (R.Schumann) 
5. Trio for Austin (A.Mehmari) 
6. Nascente (F.Venturini / M.Antunes) 
7. Sehr Langsam, from the Youth Album (R.Schumann) 
8. Choro da Continua Amizade (A.Mehmari) 
9. Maos de Afeto (I.Lins / V.Martins) 
10. Pra quem quiser me visitar (Guinga / A.Blanc) 
11. Lachrimae (Andre Mehmari)/E Doce Morrer no Mar (D.Caymmi / J.Amado) 
12. Within You Without You (G.Harrison) 

まもなく入荷!!
当日ライヴ会場で買うもよし、ライヴ前に買うもよし、流しから買うもよし、、、。
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André Mehmari Piano Solo Japan Tour 2011 岡山公演

日時] 2011年4月24日(日)

[時間]Open_19:30 Start_20:00

[料金]Adv_¥4,000- Day_¥4,500-(要別途1ドリンク¥500-)

[会場]城下公会堂

[チケット取扱城下公会堂 
        pianohouse.mmg(pianohouse.mmg@gmail.com) 
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【アンドレ・メーマリ*ピアノソロコンサート2011】
〜名古屋・東京・岡山〜

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blancocielo * 音楽:ブラジル * 11:45 * - * - * - -
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