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本日! Jean-Philippe Collard-Neven Japan Tour 2011 岡山公演

本日、ヨーロッパの小さな国から素敵なピアニストが岡山は城下公会堂にやって来ます。

Jean-Philippe Collard-Neven(ジャン・フィリップ・コラール・ネヴェン)
ぼくは恥ずかしながら、来岡の情報をいただくまで彼の存在を知りませんでした。それ以降ホームページやレーベル等、彼の情報や音源などを聴いてみるにつけ、岡山公演の期待度が高まりました。Jean-Philippe Collard-Nevenはベルギー出身。ジャズ〜現代音楽からポスト・クラシカルまで柔軟な音楽性を発揮している注目のピアニスト。同国の先鋭的なレーベルSUB ROSA からも作品を発表していることからも、その"才能"が窺えます。ヨーロッパの小さな国から、こんなに素晴らしいピアニストが岡山に来て演奏してくれるなんて、滅多なことはありません!

Jean-Philippe Collard-Neven / Between the Lines ★
先日、日本のレーベルflauから発表されたばかりの彼の新作"Between the Lines"は彼の言葉を借りれば「僕の中に最も自然に生まれてくる音楽」。それは遠い記憶、風景を呼び醒ます音楽。そういった音楽は決まって素敵なものです。この作品は彼の記憶の片隅に流れている純粋な音の断片が楽曲に昇華したもののようです。
そのメロディは誤解を承知で言えば、静謐な音像のなかにEric Satie、Ennio MorriconeからRadioheadまでがぼくのなかで通りすぎていきます。

Jean-Philippe Collard-Neven Japan Tour 2011 岡山公演
05/30(月) 岡山@城下公会堂
open/start 19:00/19:30
adv./door 3,000 / 3,500yen
live: Jean-Philippe Collard-Neven, 当真伊都子
ご予約・お問合せ:城下公会堂(086-234-5620)

カルロス・アギーレ、アンドレ・メーマリ、中島ノブユキ、阿部海太郎...その辺りに触れられて、ピンときたかたには是非生で聴いていただきたい!
まだ間に合う!本日会場でお会いしましょう!

Jean-Philippe Collard-Neven Japan Tour 2011 by _flau

Jean-Philippe Collard-Neven Japan Tour 2011 hp: http://www.flau.jp/events/jeanphilippe.html
blancocielo * イべント * 04:37 * - * - * - -

沼澤 尚×辻コースケ Percussion Session -IMPACT- release tour! ご来場ありがとうございました!

5月26日沼澤 尚×辻コースケ Percussion Session -IMPACT- release tour!ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
生憎の雨、西日本は当日梅雨入りした模様でしたが、会場内は「まったく梅雨入りしてない模様」でしたね(笑)。

今回は会場のステージではなく、フロアのまんなかにドラムス&パーカッションを設置。
それをお客さんが取り囲むかたちにセッティング。これが功を奏した模様!ハーフタイムをはさんだ全後半45分前後のセット。
前半は座って様子をみていたお客さんも、後半開始早々小学生の女の子からおっさんまで、沼澤さん&辻さんが繰り出すリズムとグルーヴに一気に乗り込んだっ!
ヤバイですよみなさん!そこのお兄さんアブナイですよっ(笑)!

いつしかなにかにとり憑かれたかのように踊り狂っていました!
何人かの口からライヴ後の「記憶がない」との証言もあり(笑)。

ドラムスとパーカッション。打楽器がもつ潜在能力を二人のトップ・アスリートが引き出すと、こんなことになってしまいます。これはライヴでしか絶対味わえない!
ぼくが企画したこれまでのライヴで一番のダンサブルなライヴでした!
そしてお客さん!みなさん凄かった!ほんとうにありがとうございます!

宣伝に協力していただいたショップのみなさま、楽器堂のカズさん、basis records、みなさまに感謝!反省すべきところも多々ありでしたが、雨空を吹っ飛ばす最高のセッションとなりました!本当にありがとうございました!

blancocielo * 主催イベント * 02:51 * - * - * - -

Dakota Suite / The Hearts Of Empty ★

ハイペースなリリースを続けるDakota Suiteの新作が届きました。彼等独特のスロー・コアなスタイルとは違った印象...とおもったら、なるほど中心人物であるChris Hoosonではなく、メンバーのDavid Buxtonが主導で作曲、アレンジ、演奏を担当した作品だそう。ベース、ドラム、ピアノをメインにしたその楽器構成からジャズっぽく聴こえるのだけど、ここではあえてジャズではないと言ってしまおう。むしろポスト・ロック的なスタンスで聴いてみるべきかも。またチェロで過去の2作品で参加していたDavid Darlingが数曲参加。本作でもまたいい味をだしていて、3曲目の'Namiko'なんて以前紹介した台湾のブヌン族との名作を思い出す素敵なメロディ。
blancocielo * Post-Classical * 04:18 * - * - * - -

Márcio Faraco / O Tempo ★

2005年に発表されたアルバム"Com Tradição"以来、その喉越しのよいソフトなヴォーカルと情緒のあるメロディー、洗練されたサウンドがぼくの琴線をくすぐるフランス在住ブラジル人シンガー&ソングライター、Márcio Faracoの新作が届きました。本作は彼のヴォーカルとギターアンサンブル(多重録音とおもわれます)とパーカッションのみでつくられた作品。シンプルなんですがアレンジがとてもすばらしく、とても表情豊か。これからの季節、手放せない一枚となりそうです。
しかしヴィニシウス・カントゥアリアもそうなんですが、外国に住むブラジル人ミュージシャン特有の、この独特の遠い眼差しのサウダーヂ感はいったいなんなのでしょうね。
blancocielo * 音楽:ブラジル * 19:15 * - * - * - -

沼澤 尚×辻コースケ Percussion Session -IMPACT- release tour! @岡山BLUEBLUES


アツイ・ビートで踊りまくれ! !
今年3月、すばらしい公演をみせてくれたOKI DUB AINU BANDのdrums沼澤 尚さんと、GOMA&JUNGLE RHYTHM SECTIONのpercussion辻コースケさんによるDrums&Percussionアルバム"Percussion Session -IMPACT-"のリリース・ライヴを、来る5月26日(木)岡山BLUEBLUESで開催いたします!
もう是非ナマ!ナマでこのアツイ・ビートを感じて踊りまくっちゃって下さい!!!!!

沼澤 尚(drums)
1983年L.A.の音楽学校P.I.T.に留学、卒業時に同校講師に迎えらる。2000年までにCHAKA KHAN、BOBBY WOMACK、LA ALL STARS、SHIELA E.、NED DOHENYのツアーに参加、"13CATS"の活動を行う。
日本国内でも活動を始め、99年にリーダー・アルバム"THE WINGS OF TIME"、2000年にアーティスト・ブック"THE SEVENTH DIRECTION"、2006年からはMARCOS SUZANOとのデュオ・シリーズ作品を発表。
blues.the-butcher-590213, OKI DUB AINU BAND, THEATRE BROOKなどなど、その他、数え切れないほどのアーティストのレコーディングやライブに参加。

辻コースケ(percussion)
12歳よりドラムを始める。3度のアフリカ、ケニア修行を経て、パーカッショニストに転向。2004年からbasis recordsより6枚のアルバムをリリース。2010年ゴンザレス三上(GONTITI)とのDuoで  「SmokedSalmonRailwayMachine」を結成し「SEIZA」リリース。ソロでのlive活動の他、GONTITIのサポート、GOMA&JUNGLE RHYTHM SECTION、オルケスタナッジナッジ、カセットコンロスのメンバーとして活動中。


Percussion Session "IMPACT"
Takashi Numazawa(drums)、Kosuke Tsuji(percussion)
ドラマー"沼澤尚"とパーカッショニスト"辻コースケ"、打楽器奏者2名による、即興演奏を録音。クリックもなし、決め事もなし、ダビングや修正も一切なし。即興演奏の緊張感と力強さ、体に響く低音、迫力あるサウンド。類を見ないグルーヴィーなトラックを9曲収録。

Percussion Session "IMPACT" HP : http://www.basisrecords.com/ps/
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日時: 5月26日(木)19:30 open / 20:00 start
会場: 岡山 BLUEBLUES
 岡山市北区表町3丁目12-12 千日センター街ビル2F 086-227-5000
前売:3.000円 / 当日:3.500円 (1Drink別途:500円)
チケット取扱店:
  BLUEBLUES : 086-227-5000
  padang padang : 086-223-6665
      DELETE: 086-232-3235 
      Shuri : 086-234-4911
      GREENHOUSE 岡山: 086-245-8451
  城下公会堂 : 086-234-5260 
お問合せ: moderado music:info@moderadomusic.com

岡山 BLUEBLUES 地図

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blancocielo * 主催イベント * 06:47 * comments(0) * - * - -

Peter Broderick and Machinefabriek w/ Kleefstra, Bakker, Kleefstra and Nils Frahm - Mort aux Vaches

オランダのレーベルstaalplaatが、同国営ラジオ放送VPROとコラボレートし、同スタジオでのライヴ・レコーディングを発表するシリーズ"Mort aux Vaches"。
"Mort aux Vaches"とは19世紀普仏戦争時のフランスのスローガン。英語だと“Fuck the Police”という意味だそうです(笑)。すごいですね。
まず入り口であるジャケットがとても目をひきます。見開きのペーパースリーヴにCDを入れ、鋲でとめる!というなんとも「めんどくさい」パッケージなんですが、その「めんどくさい」がいいんですよね。このシリーズはとても実験的な録音が多く、すでに数多くのタイトルが発表され、プレス枚数も1000枚など限られているようです。まあ実験音楽ですからね(笑)。ちなみに僕が最初にこのシリーズに出会ったのはmuslimgauzeが98年に発表したものでした。

さて、今回このシリーズから発表された新作は、Peter BroderickとMachinefabriekことRutger Zuyderveltが2009年に録音したもの。彼等は同年に"BLANK GREY CANVAS SKY"を発表していて、それを受けてのライヴ・レコーディングかもしれません。ヴァイオリン、ピアノ、ミュージカル・ソウ、ヴォイスをBroderickが担当し、ギターと音響等をRutger Zuyderveltが担当。1曲Nils Frahmがピアノで参加しています。'Session I'から'Session III'まで60分たらず全3曲。アコースティックとエレクトロニクスが空間の海に漂い、波間に消えていくようなサウンド・スケープ。儚い。Peter Brodericは当時22歳でこれなんだから驚きです。彼の来日そして来岡を切望してやみません!
Machinefabriek hp: http://www.machinefabriek.nu/
blancocielo * Experimental * 18:55 * - * - * - -

Own Records: Federico Durand, good night & good morning, talons’ ★

最近僕等の周りで、ヒソカに盛り上がっているルクセンブルグのレーベルOwn Records。フォーク系からエレクトロニカにいたるふり幅の丁度いい具合が、フォーク系からエクスペリメンタル系の音楽ファンのココロを捕らえているようです。

すべてというわけではないかもしれませんが、マスタリングを12K, LINE等エクスペリメンタル系レーベルを主催しているTaylor Deupree が担当しているのもミソですね。
エッジの効いたことをやっている人が、ポップな仕事をすると、なかなか良い仕事をします。また彼のマスタリングがレーベル・カラーともいえる統一感のある音をつくりだしているような気がします。

最近はなんでも自分でできてしまいますが、ブルーノートにはルディ・ヴァン・ゲルダーが、ECMにはヤン・エリック・コングスハウスがいるように、録音やマスタリングにこういった人を登用することって、レーベルにはとっても重要な気がします。

Taylor Deupree hp: http://www.taylordeupree.com/

さて、今年発売されたOwn Recordsの作品で、気になった3作品を紹介します。

Federico Durand / El Éxtasis De Las Flores Pequeñas (ownrec56)
昨年spekkというレーベルからデヴューし、瞬く間に注目集めているというアルゼンチンのサウンド・アーティスト、Federico Durandの作品です。南アルゼンチンで過ごした子供の頃の風景をサウンドにしたという本作は、ブエノスアイレスで録音されたフィールド・レコーディングとエレクトロニカ、そしてメランコリックなピアノとギターのメロディーが、穏やかに絡みあい、その心象風景を描き出したエクスペリメンタル〜アンビエントなアルバム。「懐かしい想いで」をサウンドにすると、なんだか甘くなったりしそうですが、フィールドレコーディングが楽器を飲み込むほどの、この絶妙なバランス感覚が、それを中和(むしろちょいピリ辛)にさせています。マスタリングはもちろんTaylor Deupree。
Federico Durand myspace: www.myspace.com/federicodurand

good night & good morning / good night & good morning (ownrec54)
アメリカはイリノイ出身の2人組による09年作品をリイシューした本作は、30分弱、全5曲。ヴォーカル&ギターをメインに、キーボード、ヴィヴラフォン等を加えた、シンプルながら空気感を大切にしたアルバムです。ささやくようなヴォーカルと全体的に漂うような温度の低い音響空間。ヴィヴラフォンがそれらにとても効果的に使われています。
good night & good morning myspace: http://www.myspace.com/gnagm

talons’ / song for boats(ownrec55)
シカゴのミュージシャンでおなじくOwn Recordsからアルバムを発表しているTROUBLE BOOKSというバンドの Mike Tolanを中心とした別バンド。本作は映画『The Next Day』からヒントを得てつくられたそうです。優しくよりそうような、スローで落着いた余白の効いたフォーク・サウンドです。

talons’ myspace:  http://www.myspace.com/choderomeo
blancocielo * 音楽:レーベル * 12:05 * - * - * - -
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