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Arianna Savall, Petter Udland Johansen / Hirundo Maris - Chants du Sud et du Nord (ECM New Series 2227)

ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者Jordi Savallの娘で彼の諸作にも参加し、またRolf LislevandのECMの作品にもヴォーカリストとして参加、その澄んだうたごえが印象的だったハープ奏者Arianna Savallと、ノルウェイのフィドル奏者Petter Udland Johansenによるアルバム。本作は亡き母であり声楽の師でもあったモンセラート・フィゲーラスに捧げらたアルバムだそうです。スペインはカタロニアからノルウェー、スコットランドの民謡を中心に、先のRolf Lislevandの諸作同様、ダブル・ベースやギター、パーカッションが加えたクインテットと古楽アンサンブルによる、現代的な感覚を取り入れたフォーキーで静謐な作品。タイトルはラテン語でウミツバメ。まるで残響の内海に揺らぐよう...こういうのおしゃれだとおもうんです。
ECM Player hp: http://player.ecmrecords.com/arianna_savall-hirundo_maris
blancocielo * 音楽:ECM * 05:07 * - * - * - -

Henri Salvador / Tant De Temps ★

フランスの"粋な男"というと真っ先にこのひとを思い出してしまう。アンリ・サルヴァドール。フランス領ギアナ生まれ、ジャンゴ・ラインハルト、ボリス・ヴィアン、ミシェル・ルグラン等と共演し、アントニオ・カルロス・ジョビンにも影響を与えたというミュージシャン&コメディアン。4年まえ90歳でこの世を去った。ぼくは以前オーチャード・ホールで行われた彼のショウを見に行ったことがある。なんだろうこの「潤い」はとおもった。中南米の齢を重ねたミュージシャンには体力の衰えと反比例して声に「潤い」が増してくる。彼らは齢を重ねることの楽しみを知っているのではとも思う。
本作は90年代の未発表音源を中心に、晩年の復活劇を飾った名作 "CHAMBRE AVEC VUE" を手がけたバンジャマン・ビオレーが、新たな編曲を施し日の目をみることになった全11曲。 "CHAMBRE AVEC VUE" とはまた一味違ったビオレーのアレンジメントがアンリの潤いのあるうたごえにまたもや華を添える。
 
blancocielo * 音楽:ヨーロッパ * 05:41 * - * - * - -

TEST PATTERN / 羽化 ★

岡山にいいバンドいない?」と訊かれたら、まっさきに彼らの名前をあげたいバンドTEST PATTERNの5thアルバム。彼らとは以前、音人音響(ねおんきょう)というイベントで TEST PATTERN Trillで参加していただいたり、岡山城下で行われた「秋は夕暮れ〜オカヤマ城下町の大衆オンガク祭〜 」での大編成Test Pattern Projectinのパフォーマンスではニャリとさせられたりと、一筋縄ではいかないところが彼らの魅力。アヴァンギャルドなものからうたものまでバンドとしてのフィジカルさと人間味がサウンドに溢れたポスト・ロック系?サウンド。COCHAEデザインによるジャケットもヒジョ〜に凝っています。岡山土産に是非1枚!

TEST PATTERN / 羽化 hp: http://revnode.web.fc2.com/013.html


blancocielo * 音楽:日本 * 07:49 * - * - * - -

MAREWREW マレウレウ / もっといて、ひっそりね。★

 アイヌ音楽の伝統歌"ウポポ"を伝承する女性四人組、マレウレウの待望のファースト・アルバムが届きました。先に発売されていた至極シンプルな録音のミニ・アルバム「MAREWREW」のウコク(輪唱)に軽くやられたぼくは、 昨年どうしても生で確認したくって大阪の「みんぱく」で行われたフリーライヴにむかって車を走らせたのでした。満員のお客さんを前にマレウレウとOKIさんで行われたそのライヴは、トンコリの伴奏と4人のうたというシンプルでストイックすらあったのですが、MCに入るとがぜんキャッチー!そのギャップがぼくのこころを鷲づかみにしてしまいまし(笑)。本作は全20曲収録。4人のうたそのものに重心を置いた楽曲と、トンコリやムックリ等アイヌ伝統楽器の伴奏にアフリカ音楽やレゲエ等のアレンジメントを加えた楽曲で、伝統を掘り起こし更新していく。OKIさんのプロデュース、サスガです。
既にぼくの家のまわりは、せわしく鳴く蛙やアブラゼミの大合唱から、鈴虫やツクツクボウシの合唱へいちはやく季節の変化をつたえてくれています。彼女たちの紡ぐうたを聴いていると、そんな自然のなかから聞こえてくるうたを思いだしてしまいました。「うたいつぐ」ということはこういうことなんですね。いつか岡山にも呼びたい!

MAREWREW マレウレウ 『もっといて、ひっそりね』label hp: 
blancocielo * 音楽:日本 * 04:40 * - * - * - -

9月28日(金) Dustin O'Halloran Japan Tour 2012 岡山公演

 
Dustin O'Halloran(ダスティン・オハロラン)
1971年生まれ、ベルリン在住のアメリカ人ピアニスト/作曲家。インディー・ポップ・デュオDevicsの片割れでもあるマルチ・インストゥルメンタリ スト。ソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』(2006年)に曲を提供したことで脚光を浴びた。さまざまなCM音楽や映画のスコアをて がけたり、アーティストのプロデュース業も行う才人。
2010年にはベルリンのレーベルSonic Piecesからライヴ盤『Vorleben』をリリースするもすぐに完売。同年、p*disのコンピレーション『Variations of Shade』に参加した。
2011年2月にはUKのFatCatのクラシック部門130701より、最新アルバム『Lumiere』をリリース。同年、Stars of the Lidのアダム・ウィルツィーとのユニットA Winged Victory for the Sullenのデビュー・アルバムをリリース。2012年5月にはヨハン・ヨハンソン、ハウシュカとともにヨーロッパ・ツアーを行う。
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■日時:2012年9月28日(金)19:00開場 / 19:30開演

■会場:岡山 日本福音ルーテル岡山教会

■料金:予約 3,500円 / 当日 4,000円

■メール予約:インパートメント e-mail: ticket@inpartmaint.com
(件名を「ダスティン・オハロラン」とし、公演日/お名前/連絡先/人数をメールください。予約完了のメールを返信いたします。)
チケット取扱店:城下公会堂 / shuri / Deco’s Kitchen  / GREENHOUSE
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blancocielo * 主催イベント * 15:42 * - * - * - -
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